内容
義足で、マラソン、水泳、トランポリン、自転車、ゴルフ、そして東京2020オリンピックのプラカードベアラー。さらに講演、モデル、ラジオパーソナリティ……。
「いくつになっても夢は見ていい!」
きっと、あなたもそう思えるはずです。
21歳の時、事故で右脚の膝から下をすべてを失うという大変な経験をし、義足ユーザーとなり絶望、混乱、葛藤、不信……、あらゆるネガティブな感情を経験してきた著者が、逆境にも負けずに義足とともに歩んできた39年間を描いたヒューマンドキュメンタリー
障がいがあっても、さまざまな困難を乗り越えられ、夢は実現できることを教えてくれる一冊。
目次
まえがき―義足でも、いくつになっても、「夢」へのチャレンジはできる!―
第1章 10代——何事にも努力する子ども
第2章 事故——世界一かわいそうな私
第3章 復職——「義足でもスポーツがしたい!」
第4章 転職——「福祉の仕事をしたい!」
第5章 変化——健常者とは、障がい者とは
第6章 走る——スポーツ義足とオリンピック
第7章 夢を追いかける——一度きりの人生を楽しもう!
あとがき
著者紹介
櫻たかこ(さくら たかこ)
義足の講演家。夢実現アドバイザー。
福岡県在住。元福岡県職員。
21 歳の時に事故で右脚の膝から下をすべて失う。その後、息子がデザインしてくれた「桜柄の義足」に出会い、人生が大きく動きだす。
東京2020 オリンピック開会式では、3カ国のプラカードを持ち選手団を先導。オリンピックのテーマである「多様性と調和」を社会に伝えたいという想いで、30 年間勤めた福岡県職員を早期退職。
現在「いくつになってもチャレンジできる」をモットーに義足で走り、トランポリンを跳び、自転車などアクティブな活動に精力的に取り組む。
さらに、モデルやラジオのパーソナリティとしても活動の場を広げる。近年始めたゴルフでは、2032年オーストラリア・パラリンピック出場という新たな目標を掲げ、日々練習に励んでいる。
「諦めない心、挑戦する想い」をテーマに、全国各地で講演活動を展開中。