読者の皆様へ
腎臓病は、一度罹ったら治らないといわれている病気です。しかし、「もうよくならないから」と医師から言われたのにもかかわらず、自力で腎臓病を治してしまったのが、本書の著者筒井浩一郎さんです。
現在、筒井さんは東京都杉並区久我山で三起均整院という治療院を開業していて、日夜、医師から治らないと言われても、どうしても病気を治したいと思っている難病患者さんを中心に多くの体に不調を感じている方々の治療にあたっています。
本書は、大学生の時に紫斑病から慢性腎炎になり、その慢性腎炎を治すために西洋医学をはじめ東洋医学、民間医療、整体などさまざまな治療を試み、ついには慢性腎炎が治ってしまった著者の体験と施術歴30年以上、延べ20万人以上の難病患者の症状を改善してみちびき出した腎臓を健康にして体を元気にする健康法が書かれています。
腎臓は、親からの生命力を受け継ぎ、精力の源が宿る場所「先天の本(もと)」とされています。そのために腎臓が慢性的に疲れると他の臓器が弱るとともに、脳、脊髄、歯、骨、関節、耳鼻咽喉、生殖器、泌尿器、膀胱、血液などにさまざまな症状がでてくることになります。
本書を活用して、弱った腎臓をセルフケアして、体の不調やだるさを予防・改善してください。
内容
食生活の改善・体の歪みとり・ストレスコントロールで腎臓は元気になる!
体がだるい、疲れがなかなかとれない、なんとなく体の調子がおかしい。こんなことを感じたら、それは腎臓が弱っている証拠かも。
病院では治らないと宣言されていた腎臓病を自力で治した著者が、今すぐ簡単に始められる、弱った腎臓を健康にするセルフケア方法を紹介する一冊。
腎臓のことが気になったら、本書で紹介する毎日1分、どこでも手軽にできる「歪みとり体操」(イラスト満載です!)で、腎臓を元気にしましょう。
慢性腎炎・高血圧・糖尿病・認知症・がん・へバーデン結節などの生活習慣病や気になる症状の予防・改善にも活用できます。
〈腎臓を健康にするポイント〉
・減塩もほどほどに
・長期間の服薬に要注意
・パンや粉物の食べ過ぎに注意
・お酒・コーヒー・スイーツもほどほどに
・アマニオイル、MCTオイル・オメガ3などの良質なオイルを摂る
・家でできるスロージョギング、均整タオル体操、手首まわしなどの「歪みとり体操」で体をゆるめて血行をよくする
目次
まえがき
第1章 発症から7年、ついに慢性腎炎が治癒した
第2章 知っているようで知らない腎臓の話
第3章 腎臓を健康にする食生活
第4章 今すぐできる!腎臓を健康にする「歪みとり体操」
第5章 「ストレス」を減らして腎臓を健康にする
おわりに
生活習慣病や気になる症状の予防・改善法
著者紹介
筒井浩一郎(つつい こういちろう)
ヘバーデン結節を主とした慢性病状・難病専門の治療院 三起均整院院長。
鍼灸師、均整師、整体師。筒井式歪みとり体操創始者。
1962 年生まれ、京都市出身。日本姿勢保健均整師会元理事。武蔵大学経済学部経済学科卒。東京医療専門学校鍼灸科卒。姿勢保健均整専門学校卒。オンサセラピスト(旧オンサ療法師)の資格取得。ストレスコンサルタント。
大学3年時に紫斑病を発症、その後、慢性腎炎となり病院では治らないと宣告を受ける。
しかし、絶対に治すという強い決意のもと、食事療法、整体、カイロプラクティック、MRT など様々な治療を受ける。その治療過程で出会った石塚治療室の石塚先生から治療家になる道を勧められる。
大学卒業後に東京医療専門学校鍼灸科に入学、同時に石塚治療室に弟子入り。鍼灸学校卒業後、姿勢保健均整専門学校に入り体の歪みの研究を始める。均整法(整体)の練習を日夜行っている途中で、発症から7年、慢性腎炎が治る。
1991 年に東京都杉並区久我山に三起均整院を開業し、これまでに延べ20 万人以上の治療を行う。2008 年、「ヘバーデン結節解消プログラム」を発表したことにより、日本のみならず海外からもヘバーデン結節の患者が来院。
取材を受けた雑誌は「壮快」「安心」「body plus」「ソトコト」「日経ヘルス」「プレジデント ファミリー」など10 誌以上。
著書に『へバーデン結節の8割は食事でよくなる!』(青春出版社)がある。